変わりたいと思って

変われない自分に苛立って

壊し続けて　なくし続けて

それでも　なんにも変わっていなくて


私は　さけびました



変わりたいと思って　変われないと気づいて　

変わりたいと

この地　この場　捨てたいのは自分だった


私は叫びましょう


変わりたいのは　自分だと


終わり続けて　なくし続けて
骨を埋め　殺し続けて　死に続け
とむらい　とむらい

生まれ変わって　それでも

なんにも変わっていなくて



それでも私は叫びましょう　叫びましょう

この世の果てまで　叫びましょう



あなたに届くまで

なんでこんなに辛いのか　私にはもう分からない

何で君を私が責めて　私を君が責めるのか

もうなんにもわからない


君が大事だったはずだのに　だからだろうか

君が辛いのが　とてもつらくて　だからだろうか

もう私にはなんにもわからない


ただ手を放す気はなくて

ただ君を見捨てる気は無い


君が悲しいとき　どうすればいいのか

わからない　ただ　そばに居る

なんで君は

地位や名誉を要らない、必要ない、と馬鹿にするのに

それにしがみつくのだろう？


何故、嫉妬に駆られるのだろう

ああ、貴方はいつも

人を嫌い　人を悪く言う

そして人が離れていくことを

自分が見捨てたと　豪語する


ああ、貴方はいつも

人の欠点を見て　自分の美点をまくし立てる

そして人に見捨てられたことに

気がつかない


ねぇ、ひとりぼっちに

何度もなることを考えた

ねぇ、ひとりぼっちに

なんで何度も　何度も　陥るか

考えたことがある




ねぇ、貴方はいつも

人の言葉で自分を計る　ねぇ

人のこころより　口先だけの賛辞が気になる


ねぇ、貴方は好かれるよりほめられるほうが好きだった


ひとりになることが分かる

なんで何度も　何度も

さみしくなるか　わかる

迷う人が好きです

もがく人が好きです

最後に　人に成れなくても

最後まで　幸せに成れなくても



「楽園」など　絶対にない　それでも

この場より先を　目指してもがくひとが

好きです。

普通が分からない


「あんたが生きてて　一番楽な状態が　普通さ」


普通の人っているの


「みんな普通さ」

信じられるかい

私は人に　微笑みかけるのが怖かった

返してくれるか

ひどくされないか


信じられるかい

微笑が　一番弱いと思っていた

弱者だと　ばれてしまうと



信じられるかい

私は人に　優しくすることさえ出来なかった

つけこまれるか

つけあがられるか



信じられるかい

やさしさが　一番　弱いと思っていた



信じられるかい

human.

あなたは　人があなたと　同じものだと思えますか？

同じ立場だと思えますか？

同じ地位だと思えますか？

同じ能力だと思えますか？



自分にしていることを　人にも出来ますか？

人にしていることを　自分にも出来ますか？



自分を敬うように　人を敬えますか？


人への気持ちは　だれに向けたものですか　ものですか　人ですか



human.

人にしたことを　自分にも出来ますか。

人のこころが　自分と同等のものだと

思えますか。

この世はウルスボ

終いと始まりは　おなじもので御座います


終わりの次に　違うものが始まります

ただ決して　前のものでは御座いません



手を振って別れ、その時に送るものは

さようならと、ありがたい



この世はウルスボ

時は一頭の蛇


終いと始まりは　必ずあり　必ず繰り返す


この世の断りはただ

あなたが終わり　あなたが始まる

それだけで御座います

怨んでしまい　憎んでしまい

おしまいには　自分さえ要らなくなってしまう

十月十日の　人　成るよりも

ここで消えたい　そう思う

人のこころがあるからでしょうか

痛むところはこころでしょうか

赤い金魚の傷跡か

体の水を　泳いでいきます

私が聞きたいのは

自分がいかに望まれているか

求められているか

どんな名誉があり　どんな名を馳せ

そしてどんなに人の気持ちをゆさぶるか

そんな話じゃなく



私が欲しいのは

たとえどれだけ　どれほど人から受ける　

嘲笑と罵倒があっても

どれほど人があなたを必要としていなくても



世界と　想いのずれの果てに　あなたの道が

途絶えても



あなたの存在　全てが

この世から消えてしまえといわれても



色をもち　目を開いて

描こうとする　あなたの覚悟です

怨みは研ぎ澄まし

愛はゆくゆく広くなる


痛み　かえり　傷つけるため　細く切れる



誰にも切れない

誰にも切れない怨み

今宵　冬の日

呑んだ涙は　ほむらになります

胸に灯る　ほむらになります


涙は　慈しみ

忘れるために

怒りも憎しみも怨みも

忘れるために

人に許された　流しの水でありましょう


今宵　冬の日

呑んだ涙は　辛さを持った　ほむらになります

決して消えない　ほむらになります

あなたが　知らないほど

私は　あなたから　憎悪と怨恨をもらった



あなたが　わからないほど

私は　人から

喜びと　信じられない悲しみをもらった

絶望より　ずっとずっとずっと

ずっとずっと　辛い　辛いもの

まだ希望がある


ずっとずっと　ずっと、辛い

絶望の世界

それでも人を愛してる

絶望の世界

それでも人を　求めている


何度　挫け　ひざをつき

血反吐はいて　見上げた空に

星がなくても


この世界は美しい

それでも　笑って　泣いている


悲しいですね


怨んでるよ

憎んでるよ

苦しんでいるよ

悲しんでいるよ

もがいているよ


愛しているよ　苦しんでるよ　もう二度と

会わない

対等になれなかったのは

あなたが　対等になりたくなかった

それだけのことだよ

対になれなかったのは

あなたが　私を見下したかった

それだけだよ

二人になれなかったのは

あなたが　そのまんまのあなたを

ちっとも好きじゃなくて

その人以上にならないと

人を好きになってはいけないと

勝手に　思っていたからだよ

神様に祈った

あの人の祈りを

人以上にならないと　人を好きになれない

自分以下の人でしか　自分を認めてくれないと

思い込んでいる


神様に祈った

あの人の　気づいていない　苦しみを

自分を認めているといいながら

誰より自分を憎み　認められず　ただ

おおきくおおきく見せたいだけの　あの人を


神様に祈った

あの人がもう一度つまづいて　死にますように

もう一度　生き返って　己を見えますように


神様に祈った

人と　人ではいられない

自分と　人ではいられない

おなじものではいられない

上の立場でないと　好きになることさえ出来ない

お前の地獄を　神様に祈った

人に好かれない

だってあなた　すごく　醜いもの

私が嬉しいのは　どんな地位や名誉より

あなたの心なの


私が嬉しいのは　巨大なお金や名声より

あなたの思いなの


私はうれしい　あなたは

おもい　なやみ

たがいに泣いたことも　辛かったこともあったの

　それでも

私とともにある　あなたが嬉しい

何万人のひとでなしが

列を作って　パーぷー　パーぷー

何万人の無気力が

川になって　のまされていく

ぱーぷーぱーぷー


何万人のひとでなしが

ひとを笑って　ぱーぷーぱーぷー


何万人の隠した涙と

隠した血の味


何万人の笑い声が

自分を笑って　行進していく

つらくはないさ　かなしいだけ

かなしいだけだ　にくくも　怒りもない　かなしいだけ



信じてた　信じてたよ　これでもさ

私を思ってくれているんだと

勝手に　信じていたよ

だってそう言ってたし　君のためだといわれたから



つらくはないさ　かなしいだけ

怒ってない　苦しんでない

かなしいだけ



信じてた　信じてたさ

君が好きだった




その言葉がどんなに軽く

どんなに姿　なくても

好きだった



つらくはない　苦しくもない

きみはもう　おわったんだ

やっと気がついた　

あなたのは　思いやりではないねぇ　ないねぇ

好きといえば　相手は良いと

あなたのは　好きではないねぇ　ないねぇ

じぶんばっかりだねぇ　じぶんばっかりだねぇ

じぶんのことばっかりだねぇ


人なんか　どうでもいいんだよねぇ


なんで近づいたの

お金と　もらえるものがあったからかな


ものごいだねぇ　ものごいだねぇ

あなたの背骨は　いつまで経っても

からっぽな　ものごいだねぇ

おまえさんは　おまえさんにしか　なれないし　ならない

人生ずっと　おまえさんが　見てる

ずっとずっと　おまえさんのまなこが　おまえさんを見てる


おまえさんは　おまえさんにしか　見えない

お前さんの人生は　ずっとずっと　お前が見てる



捨ててきた人も　おとしめた人も　嗤った人も

むげにした人も　殺した人も　苦しめた人も

全部　お前にかえるよ