私はいきたいから生まれてきました

この体は　人生は
いただいた命ですから
いちばんはじめに
いただいたものですから

だから生涯かけて
命がけで　私の人生を
あゆむつもりです

私は人のためには
生きられない
だけど人が好きで
人の役にたちたい
人を好いて
好かれて
愛されたい

怒りや
私のやることこそと
正しく思うのは
弱いから
人を傷つけ
正しいことと
思い込むのは
弱いから
自分の生き方にしがみついて
自分のやり方にしがみついて
他を非難するのは
弱いから

恥をかけなくて
間違いたくないのは
弱いから


相手のためと
思い込む
言ったことも
やったことも
私のため
好かれたい
認められたい
強く見せたい
偉く見せたい
私が
正しいと
思いたい

私はいつまでも
弱いまんまだ
弱いまんまに
進んでる

私は私になりたい

難しいかも知れない
成し難いかもしれない
でも　それだけいい

信念をもって
迷いながら進んでる
間違っても
ただ目指すのは
言葉にならない
ひとつだけ

天の国がもしあるのなら
よろこびや楽しさしか
ないのでしょうか

地獄がもしあるなら
怒りと悲しみだけでしょうか

では　この世界は
なんて多くの想いに満ちて
こころ　豊かな世界でしょうか

泣きなさい
泣いていいから
なみだをながして
泣きなさい

怒りなさい
怒っていいから
かみしめながら
怒りなさい

情けなさを許してください
あなたの弱さを
人に所為にしないでください
ごまかさないで
辛さを泣いて、怒りなさい

あなたを抱きしめ
あなたの生き方を
まなびなさい

喜びは、悲しみにまさるのでしょう
そして人は
悲しみを受け入れるのでしょう

愛は、怒りにまさるのでしょう
そして人は
怒りをなだめ
許すのでしょう

どうぞ微笑みと涙を
忘れないでください

人は
笑うだけでも
泣くだけでも
生きてはいけませんから

愛されたいのは　罪なんだろうか
許されたいのは　罪なんだろうか

君は踊ることさえ出来ない
ただの愚者だ

私は人のためには生きられない
けれど人に好かれたい
人が好きだしあいされたい
だけど私は
人のためには生きられない

嫉妬とあこがれは
ただ
こころの出方が
違うだけでしょう

すべて私の所為にしていた

私が、はいつくばって
へりくだって　へりくだって
あなたをもちあげないと
あなたはきちんといられないって
どれだけ怖がってるんだろう

見下されてるなんて
思っていたけど
逆だった

愛が欲しいわけじゃなくて
甘えていたかったんだね

ただ、あなたの弱さも卑怯さも
それでいいといわれたかったんだね

だったら　あんがい
あたまがわるいね

「できない」というのは
本当に難しいことでした

できることを「できる」というのも
本当に難しかったです

私の身丈は
いつもいつも
分からずにいて
どこまでできるのかが
わからないのです

私というのは
本当に　難しいです

私は私になるために
生きてきたようです

あなたはあなたになるために
生きているようです

それが人というようです

ですから
それ以外になる必要はないのでしょう

もし人が
ほんとうの優しさで
こころが満ちたら
その人は
ほんとうに幸せなんだなぁって
思うんです

もし私が
目の前の誰か一人でも
ほんとうのこころで
満たせたら
とてもうれしい

私は一等幸せになれたなぁって
おもうんです

人、人の笑顔を見て
喜ぶのは
当たり前かと思います

「人に愛されたいです」
と、あの人にいったら
「どんな人にも微笑みかけなさい」と
いわれました

嫌われた人にも、
憎まれた人にも、
傷つけられた人にも
怨んでる人にも

「無理です」と泣いてひざをついたら
ほほえんで
泣きながら
私はそんなあなたを
ずっと、みているから、と
おっしゃてくださいました。

愛しているというのは
勇気が要りました

許しているというのは
勇気が要りました

愛なんて
馬鹿にされるし嗤われるし
あるいは利用されちゃうかもしれません

許しているっていったって
それまでにかかった
苦痛や、悲しさが
なかったことにはならない

許した瞬間、簡単にされたり
なかったことにされるのは
いやなんです

それに
こいつなら許してくれるなんて
思われて
だからって傷つけていいなんて
誰も言っていないのに
きっとまた
笑うんでしょう
馬鹿にされるんでしょう

わらうんでしょう
馬鹿にするんでしょう

でもね、やっと
笑う人の中に
「自分は愛されるはずが無い」って
ちょっと冷たい悲しさが
転がっているんだと
分かったんです

笑われるのは難しいです

笑っているのは
いつだって
簡単なんでしょう

人のやさしさが悲しい
私が人だからでしょうか

やさしい人は
いつも悲しい
不器用な人は
不遇を愛する

人の喜びが嬉しい
人の笑顔が嬉しい

私が人だからでしょうか

人が悲しい

悲しい人は
耳を失い
目を失う

人が悲しい
悲しい人が
笑い声をあげている
いいえ　あれは泣いている

そんなに見えていないのに
そんなに聞こえていないのに
間違いの先の　幻を信じてる

悲しい人が
悲しい人が
笑い声を上げている

自分を見るのは恐ろしいか
そんなに見るのが恐ろしいか

人も　自分も
嫌いなのに　苦手なのに
そんなにひとりは寂しいか

いつわって
とりつくろって
自分を失って
やっと人とかかわれる
そんなにお前が　いやなのか

人が悲しい　悲しい人が
笑い声を上げている
いいえ　あれはのろいの声
いいえ　あれは
泣いている

愛してないのに
愛されたくて
信じてないのに
信じて欲しいか

人が悲しい　悲しい人
知りながら
こんな先には
なにもないと
知りながら
間違い続ける　悲しい人が　笑ってる

お前がお前を嫌いなのに
誰がお前を　愛せるだろうか

お前がお前を突き放す
誰がお前を　受け入れようか

悲しい人が笑ってる

弱さを
かえられないまま
私は　日々をかえてきた

ふと
おびえを
こえたのか
と、気がつきました

おびえずにいこうか
ふるえずにいこう

どうせ
貴方も、私も
傷つかずにすむ
生き方はできないでしょう

おびえずにいこうか
ふるえずにいこう

どうせ
伝わらなくても
叫ぶしかないのでしょう

泣けばいい

私からは
なんにも
聞かない
なんにも
言わない

涙を流して
言いたくなったら
話せばいい

すべてを
なくして
つらくなって
泣けばいい

貴方の悪いところも
治すべきところも
どうしたらよいかも
そんなことは
いわないから
自分で気がついていけばいい

ただ傍に
いるから

涙を重ねて
弱さを重ねて
それでも折れずに
ひたすらに
生きていけばいい

あなたはそうたいして
強くない
優しくも
受け入れやすくも無い

あなたは、それでも
人を忘れず
弱さを
克服して
生きようとしている

だから
私はここに居る

貴方が思うほど
人は
弱く醜く無い

貴方が思うような
強い、完璧な人に
誰も
なれないだけ

許せる人になってください
人も自分も
欠けていることも、弱さも

痛みも　悪さも
傷つけることも
傷ついたことも
弱いから
醜くなることも
涙も　失敗も　恥じも
許せる人になってください

完璧な人など
この世には
ひとりも
いない

人の失敗を笑うなら
貴方はいまより
臆病になって
やがて
なにも
できなくなる

すべてできる人も
理想どおりに
思うとおりに
すべて上手くいく人も
この世には居ない

失敗と
恥を重ねて
痛みを　弱さを
重ねて

自分の恥を
知って
人の恥を
許せばいい

自分の弱さを
受け入れて
人の弱さを
許しせばいい

自分の弱さ醜さだけを
見ないように
見ないように
しないでください
人に理想を
求めるまえに

忘れないでください
人の弱さを許せないのは
貴方がただただ
逃げているから

みな
痛みを知って
自分を嫌い
人を嫌い
そして好きになる

どうぞ
自分を
見捨てないでください

脅えないでね
知ることを

恐れないでね
考えることを

嫌わないでね
捨てることを


自分が確信した
安全な考えから
はなれ
人を見て　人を知り

今一度
歩き出すことを
思いなおすことを
手放すことを


怯えないでね

人の悪いところがわかったら
自分の悪いところも
わかるでしょうに

人に押し付けるのは
理想像で
自分に見るのは
卑屈な怠慢

人の悪いところを
治す方法をいえるなら
あなたの悪いところも
なおせるでしょう

ほんとうの
自分を知らないで
違う自分を愛していたり

あるいは
自分が嫌いな人は

間違った幸せを
求めてしまうから

底にあるのは
世界も自分も
嫌いで否定したくて
辛いのです

痛みをもとめて
もっとも不幸に
近づいていきます

お願いがあるのですが

貴方を好きになってはくれませんか

貴方の一生を
ともに歩むのは
貴方以外
おりません

貴方の姿を
そのまんま
よく見て、
わかってあげてください

抱きしめてください

他の誰もが
貴方に、無償の愛を
与えることは
できませんから

私は、たった一人では
生きてはいけませんから

孤独にはなれても
生きてはいけませんから

周りの人は
どうしたって
必要ですから

あなたを愛せたら
幸せなのです

あなたの良さを深めて
悪さを沈められたら
どんなにいいかと思います

あなたが幸せになると
わたしも
幸せなのです

悩みまくって
愛してあげるよ

苦しみまくって
許してあげるよ

なきまくって
受け入れてあげるよ

うらみまくって
憎みまくって
貴方の傍に
居てあげる

傷つけられたなら
愛を知れる

涙を流せるなら
人を知れる

人は同じ

けなげで
その底に
弱さと
豊かさを
隠している

けれども
自分を見失い
忘れてしまう

痛みを知り
忘れたいから
見ないふりをする

自分は大丈夫だ、と
思い込んでいたい

傷つきたくないから
見失っていたい


人は同じ

それでも
人は同じ

あなたの底に
弱さと強さが
ひそんでる

わたしは
貴方にもらったものが
痛みだけだったとも
苦しみだけだったとも
思わない

たまにそれだけを
思い返してしまうけど

私をおとしたあの人たちは
私に地獄をくださったことを
すこしも知らないで
あの人たちは
笑っているのでしょう

この世のまん前に
流れているのは
赤い地獄　たまに人がないています

私に地獄を下さった
あの人たちは
あの人たちは
それをそうとも気がつかないで　しらないで
ただ　だらしのないつめを
人の胸につきさすことを繰り返して
そうすることを
言い訳しながら
流していくのでしょう

たまに人がないています

この世が
私を見捨てた

私が要らないような気分

嫉妬と
そして生きたいが為の
憎悪を
うずまかせる

私は必要なのだ
必要なのだ
必要なのだと
叫びたくなる

この世が私を見捨てた
いえ
私がこの世を見捨てた
いえ

私が私を

信用ならない私を
我慢ならない私を
こんなどうしようもない私は
見捨てられるに違いないと
おびえている