気持ちがピンシャンしない時に、
SF漫画や小説読んでると
とてもなごむ

アーサー・C・クラークは
SFなのにエッセイチックだ
SF世界で
ほんとうにそこに生きている人が
エッセイ書いてるみたいな

溶けたい時に読むと良い

過去作品あさっていたらリンク切れを死ぬほど発見してしまった。あがー。

☆ネガティブ虫
1、2度手にしてはいつも読めなかった本
なんとか今回は読みきれた
黒ミサがかかわる時の描写がしんどかった

以下、ネタバレあり



とにかく面白かった、
エピローグで
犯人があらわれるとき
今まで堪え忍んだ証のように
イワナガヒメ(黒)から
コノハナサクヤヒメ(桃色)へ
きりえたすがたの
描写もうつくしい

その後、プロローグへのつながりも
美しい、たぶん
図にすると、蜘蛛の巣のような
そういう章構成のようだ



プロローグで犯人の告白には
「じょろうぐも」があらわれる
エピローグでは
「こだま」があらわれている

犯人はずっと
「こだま」のふりをしていた
おうむがえしにひとの声をかえす
こだまだった。

憑き物おとしの基本は
正体をあばくこともふくまれる



居場所がほしいといっていた犯人は
たぶん、誰の心のなかにも
自分がいないことをもって
居場所がないと、
感じていたのかもしれない

彼女が破綻していったのは
結婚してからなのかもしれない

結婚し、あわいきたいを抱いていながら
伴侶のこころには
自分がいられるかも、と
おもっていながら

そこにも彼女がいなかった時に
この事がはじまったのかもしれない

鏡面相というのがある
彼女はまた彼女の旦那とおなじ
どうしても「役に立てないもの」であり
旦那のダメ人間行為は、
彼女のほんとうの姿を
鏡面のようにうつしだした
あらわれだったのかもしれない



同時に、蜘蛛の巣のように
事件をつくりだす事件が
蜘蛛のつくりあげたものだとしたなら

彼女は、曾祖母の
もしかしたら
伝身(写し観)なのではないかとおもった

彼女は彼女のつくりかたで
蜘蛛の巣をつくりあげた

彼女の犯行は、彼女の産出だけど
彼女が犯人にしたてあげた曾祖母も
ぼけていないときに、
糸をはっていたんじゃないか

彼女の行動には
その意図(糸)の影響が
残滓していたんじゃないのか



八つの扉の部屋
その部屋は、曾祖母が
そもそもすんでたところのようおもう

女系家族だから
長女が家督をつぐのだ
長女は殺された
だから彼女がついだ

部屋はそもそも彼女に
あてられていたものではなくて
家督をつぐことになったとき
あてられたんじゃないか

だから、彼女は
あの旦那を旦那にさせられたんだろう

この家族は彼女を蔑ろにしてみえていたけれど
じっさいは、あの旦那をあてがわれていることも
部屋をあてがわれていることも
「家督のつぐもの」として
扱われていたことがわかる

だとしたら、
部屋をあてがわれたとき
彼女は、蜘蛛をついだ
あるいは
本格的にきどうしたのかもしれない





バイアスのかけかたで行動がかわる
状況により行動が構築されるだけで
ひとは思考により行動しているわけではない
だからバイアスと状況を構築すれば
ひとの行動はある程度つくりあげられる

私は「無明の知」が
ほんとうの「人間の知恵」だとおもう

「私は知っている」は現実的ではない
「私はしらない」が
もっとも現実にちかい

「自分がしらないことを
体感会得で知っている人」は
やはりどんな時も
知らない自分がいるからこそ
調べることをおろそかにしない
だから
賢い選択をしやすい

同じように「私は正しい」も現実的ではない
人間は「正しい」にはいられない
絶対的にいられない
だから
どの人のどんな意見をとっても
「正しさ」は確率になる

なのに「私は正しい」が醸し出る人は
だからこそ、のきなみ
「現実の等身大」ではなくて
「詐称心理」の姿をしている

現実には、そんな人間は、あり得ないからだ



思考は行動時にはおきない
状況は行動をおこさせる

沈黙したとき
ようやく頭は起動する

思考は悩むことじゃない
頭をそうして起動させて
知恵をうごかすことだ



人間であるなら
生きる限り
バイアスはなくならない

知識見識そのものだから

でも「私はしっている」とか
「私は正しい」とか
そういうバイアスは
選択肢をなくしていく

バイアスは個性だ
上の二つの個性は
せまい。





気づいて取れる糸(意図)程度の蜘蛛はまだましだ

人の意図に踊らされたくないならどうすればいいんだろうと
本を読みながらつらつら思っていた

「蜘蛛のもの」
つまり「糸により踊らすもの」は
存在しているようにおもう

何にも考えずに、広い空でも見るといいのかもしれない
考えるからこんがらがるんだ
さまざまなことにとらわれても
ふいに「ばかばかしい」と
ふっきれて「自分の本来の姿に戻れる」が
タフだといえるのかもしれない



「ばかばかしさ」はいつも常にどこにでも転がっていて
深刻っていうのはそうそうない
たんに頭が「深刻にする」時が多い

そういう時、バカバカしさに気づけたら
なんだか色々自由になれる気もする
積みゲーを
クリアーしていこうかと
ひとつずつやっている

アーシャのアトリエを
ようやくクリアーした

☆彡

ネタばれあります
ご留意ください

☆彡

とても良いゲームだった
アーシャが綺麗で
最後の敵で
なんだか泣いてしまった

環境破壊による
人類が滅びつつある中で
種を保存するべく
動いている
「人類が作り出した
保護機能」

なんだか今の状況と
どこどなく似ているような気がする
アーシャが被った
「怖いこと」は
どちらも、
人類の所為なんだなぁと思う

最後の敵
結局は
その子の意思ではなくて
ひとの(人を保護しようという)命令により
動いていた

アーシャが云っていたことばが
なんだかじんわりしみてくる

☆彡

アーシャを
最初から最後まで
案内し、はげまし
守ってくれた
キースは
そうとう年のいったおっさんなんだけど

このゲームで一番の
萌えキャラだと思う
(ツンデレ)

アトリエは
女キャラ萌えイメージが強いけど
おっさんが
ここまで萌え感で
でてくるとは

仲間になる男性がすくなくて
うーん、と
思っていたんだけど
キースだけで
存在感8割くっているので
バランスはあってる

☆彡

キースは
オリビアという
ずいぶん昔につくられた
オートマタの
マスターを引き継ぐんだけど
たぶんだけど
彼女を作成した錬金術師の子孫とか
そんな感じなんじゃないかと思う

しかし「意思のあるもの」を
何千年も残すとしたら
それは「どういう悲しみにあうか」を
想像しないとならないのかもしれない

「何年も、
もういなくなった世代の
命令だけで生きている」
その子たちは
ずいぶん、哀しい

キースにたいして
変な態度になるオリビアが
笑えるやら
可愛そうやら

マスターになったものの
キースがいなくなったら
またオリビアは
のこりつづけるかぎり
退屈と寂しさを
抱えていくんだろうなぁ、と思ったら
つらいつらい

友達とか作ってあげられるといいのにな

☆彡

最後の敵が
ふよふよで
えらい変な姿なの

オリビアと対なのに
なんでこうなった
(壊れかけてたらしいからその所為か?)

抱きついたら
気持ちよさそうだなぁ、
もっと全体図みたいなぁ
見上げるアングルできないかなぁとか

余裕ぶっこいていたら
全滅しかけた

☆彡

オリビアが「あの子」とか云ってたから
たぶん、オリビアにとっては
弟みたいに親密な子、仲間だったんだろう

破壊したけれど
破壊するしかなかったのか
どこかで、
壊れているところが治って
生きかえったりしないかと思う

☆彡

音楽がとてもいい
ニオが出てくるときのBGM
すこし画面を止めて
聞き入ってしまうぐらい
心地よい歌だった
あの歌を聴くだけで
ちょっとじんわりする

☆彡

アーシャもニオも
天然さんで
明るく、よく笑うので
ゲームをしていて
(奥底に流れている物語は
とてもシビアなものなのに)
重くならず、楽しくすすめられた

ニオにあいたくて
必死だったろうに
なにひとつめげないアーシャと
たまに会えるニオの明るさは
見ていてとても癒された

会った時のEVENTは
涙がちょちょきれちゃうね

そしてこのゲームの神髄は
キース(ツンデレ)
おっさん属性の方が
キースのツンデレを見るだけでも
価値があると思う
軽快で
コンパクトにまとめられた
奇妙なミステリーと
ファンタジーと
オカルトっぽい
短編小説

主人公の「ワザ」に
妙な爽快感があって
でてくるのが楽しみで
ぐいぐい
読み勧めてしまう

キャラクターは
みんな一癖も二癖もあるのに
ページの都合か
出番があまりないのもいたりで
ちょっとそれが残念

最初の回は
ライトで、軽口のような調子
とちゅうから
奇妙な風合いをたもったまま
本格ミステリー調にかわってくる

長くなりそうな文章を
短文に、読みやすくまとめていて
一話一話がほどよいタイミングで読了する

こういうことができるひとは
なかなか居ない

気楽に読めて
ミステリーとオカルトと
ファンタジーが味わえる

面白い本はいつもそうだけど

シリーズ全部
読み終わってしまって
あーってなる
写真はこれだけ撮影が許可されていたもの

出雲と大和の展示会は
たぶん、神獣がほられた鏡が
みどころなのかもしれない

内容が濃かった

このチケットで
他の展示もまわれたんだけど
この展示に
集中しすぎて
最後の方は
流し見になってしまった

最初にあらわれる
出雲大社をささえていた
柱の巨木がすごい圧巻で
ほかのところをいくまえに
しげしげみてしまった
こうした巨木は
とうじ、たくさんあったのだろうか?

土笛は
いつか、自作してみたかったので
展示品をしげしげみつめまくった

むかしから
はにわとか
そうしたもののもつ
かわいさが好きでならなかったんだけど
実物みると
やはり可愛すぎる

埴輪だけじゃなくて
土器も、かわいい
素朴で
ひとのよさがある

七支刀も展示されていて
はー
やはりこの刀も
なぜかかわいい

すごくかわいい

最後のあたりは
仏像が
展示されていた
展示はタマヌキされているはずなんだけど
不動明王像は
なぜか熱かった……

ほんものの
神につかえているひとは
みたほうがよいかもしれないよ
古の魂ごと
神ごとが
かすかにのこっているよ
この記事は
ゲームのアフィリエイトを
貼り付けて
紹介している記事です
苦手な方はスルーされてください

……

人によって異なりますが
私は、ゲームや、美術館めぐり
本を読むことにより
エネルギーが整います(気が整います)

個人的な体験ですが
私が触れていて
エネルギーが整いやすかったゲームを
少し紹介します

(人によるので
どうかな?と調べながら
そんなこともあるらしいと
よろしそうなら、試されてみてください)

……

★ディアブロ3(破魔属性、鬼神系にオススメ)


初手から暗いよ。
悪魔系のエネルギーに
やられたあとに
遊んでいると
わりとスーッと整いなおります
面白いですし
おすすめですが
めちゃくちゃ残酷なので
そういうのがお嫌いな方には
おすすめできません
鬼神系の方にはとてもオススメです♪


★チャイルドオブライト(夢・癒やし属性、ヒーリングやレムリア好きにオススメ)

可愛いし綺麗だし
触れているだけで和みますね
ものがたりに「レムリア」がでてきます
スピリチュアルっぽくもあるので
お好きな方には是非是非おすすめしたい

夢っぽいです
雰囲気がレムリアと似ているかも

ヒーリング力がたかい
気持ちの良い作品だと思います


★デジモン(雷・木属性、ネットやパソコン、ゲーム好きにおすすめ)

2つのゲームがはいっています
デジモンという
電脳ペット?を
育成するゲームです
ウンチー!に見えるものも育成できます
すごく面白いです
ネットや雷撃が好きな方におすすめしたい

濃く完成度が高い感じです

雷(木)の属性なので
その属性とあうかたには
とてもオススメです


★Horizon(万人に超オススメ)

やぁもぉ、いうことなしの
オープンワールド型
機械と原始に帰った人たちの物語です
草木豊かで
機械獣もおもしろい
ライトなアクションを駆使しながら
広大な世界を旅するゲームです
超おすすめしたい

このゲームは風が循環しています(驚愕ですよ)

木々に虫がついていたり
食物連鎖がおきている気配があったり
なんというのでしょう
空気があるんですよ

ゲームに
空気が表現されているんではなくて
ゲーム世界に
空気と草木、自然の循環があるんです

「すきま」というか
エネルギーの話なんですが
空気、風のあるゲームです
(こんなん、みたことないです)

遊んでいると
良い具合にエネルギーが循環します


★フィリスのアトリエ(風・錬金属性、エネルギーが錬金やクリエイト型の方にオススメ)

オープンワールド型
世界を旅しながら錬金術師として
アイテムを作り続けていくゲーム
なんにも考えずに
ぼーっと遊びたいときは
こればっか遊んでます
モンスターもかわいいしオススメです

開放されている感じですね

なにげに錬金術が
エネルギー錬金と合致していて
参考にもなります

……★*・……

紹介したのは
どれも独特の「エネルギーフィールド」が
きちんとそこにあるゲームです……

(空気までともっているゲームは
Horizonではじめてふれましたが)

絵でも本でも
「いきている」とか
魂がある、生命力がある、とか
評価されるものがあり

上のものは、
私が見受けたところ、ですが
そういうふうに思えます

「命がある」ゲームですね

もしよろしければ
体験版があるのもある?のかな
触れて見られてください
神棚アプリ

https:/play.google.com/store/apps/details?id=com.gmail.mrt.another&hl=ja

 

中に「写真」で

ご神体となる方を祀れます

神棚の絵も、とてもきれいです

 

おすすめです



今回のサイトの改装にも
大活躍なRGBエステさん
かれこれ10年以上愛用しております
サイトの色を決める時に超便利ですわよ、おくさま
京極夏彦の「鉄鼠の檻」を読んだ

読後もいろいろ思い浮かぶ
読み応えがあり
世界の奥行きが深い

いつもこのシリーズを読むと
胸の中が哀しくなるのだけれど
被害者にせよ
加害者にせよ
人間がえがかれているから、かもしれない

かれらは哀しい

……

禅や、さとり、魔境のことが
文献から良く調べられて
かかれている

ずっと謎だったことが
この本で氷解した

……

被害者も加害者も
ものがなしい

事件は、小さいものから
大きなことまで
すれ違いや誤解
行き違いを経ておきる
しかし、たしかな厚みを持って
おりなされていく

中禅寺の哀しさが
他のシリーズ作品より
良く出でいるのは
かれが文中でいっていたとおり
この話では
彼が、最初から負けている、から、かも
しれない

……

殺人事件なんぞおこれば
こわいし、悲しいし
不安になる

他の推理小説のように
「こんなところにはいられない」と
そこをでる坊さんが居たのも面白かった

坊さんだって
怖いし、ぶれるし、疑う
不安で、軸をなくして
もともとの性愛気質が
暴走するくだりもよかった
安心したいとか、まもりたいとか
そんな気持ちがすけて見えた

……

それは
そんなに
いいものか、と
いつも思う

なにごともとくに
種をあかされれば
たぶん
現実にすぎなくて

そんなにいいものじゃないし
たいしたことでもないし

それがあれば
それがありさえすれば
幸せになるもんでもないんじゃないか、と

……

魔境も、悟りのことも
この本が、一番
私にはわかりやすかった

人や、己を疑い
不毛な妄執にとらわれるのが
魔境なら
たぶん、人や、己や
日々を信じきれて
受容の極地にいたれた、のを
悟りというんだろう

言葉や意識ではなくて
胸の、腹の
底の底からの
受容なのだろう

……

読んでいて
「この人」が
もしも、「自分のこと」や
状況や、思いを
言葉できちんと話せていたら
全然、展開が
違ったんだろうと
思った

言葉は、
言葉のために
あるんじゃないし
思考のために
あるんでもない

禅のなかの
言葉にならない領域と
言葉にするべきだったことや
言葉にしてはならなかったこと
言葉にできたことが
行き交っている

ことばで
あらわせないこととが
書かれているから

あらわせること、なのに
あらわさない世界に、
慣れすぎていたために
伝えられなかったことが
浮き上がってくる



言葉を、つかえて
話しで、できることなら
きちんと話したほうが
いいんだと、
そんなことを思った

相手を傷つけるためではなくて
分からせるためでもなくて

分かり合う必要は、なくて

自分の状況や、状態も含めて
思慮や、思い
伝わってほしいことは
伝えるために
自分で、自分のことを
自分のことばで、話す

しんどくても、それは
とても重要なんだろうな

……

ことごとく
命や、心、
その上での混迷といったものが
うかがえる
なにか哀しい物語だった

人が良い
人物に命が灯っていて
感情も、きもちも、こころも
そして思考も活きている

だからこそ
事件がものがなしい

京極夏彦氏は
たぶん、ものがたりを、
語れる(創話できる)
数少ない方のうちの
おひとりなのだろう

……

鉄鼠の檻
檻の中にとらわれているものたちの
囚われたことの
何十年の哀しさが
根底に流れていたきがした

……

グーグルに「ぱっとお清め」アプリがあったので
つかってみたらキチンと
とある方がみえて
祓いを行ってくださった……

少しびっくりした
愛用し始める

わりとよいですよ
「陰摩羅鬼の瑕」京極夏彦、を読書した

どことなく
今の、わたしの心の中に
あったことと
リンクしていて怖かった

……

常々、私は
悪霊は思想の執着。つまり
妄執のなれ果てに思う

また、いきながらにして
悪意にそまるひとも
妄執のなれ果てに思う

今のところなのだけれど
私は、
妄執の上に構築された独善が
やがて悪意に膿むんではないかと
思っている


……

すごい小説だなぁ、と
おもうのは
肉体をうしなうことが
人間は客観的にしか
把握できないこと
どうしようもなく、
だれも主観として
把握できない、だから
死は実は
とても不安定なのものなんだ、と
いうところを

とてもきちんと
わかりやすく
のたまわれている

「だからこそ葬式が必要なんだよ」
というのが
なんかもうすごい伝え力

死が
生きている限り
客観的なものにすぎないからこそ
死を主観が
把握できないこともあり
妄執かかえたりすると
悪霊するんだけど
そうしたことが
近くの世界にあるから
私は、自分の世界観に
「死の不安定」が
あるんだけど

「お葬式」はとても
大切なもので

「供養」も

つまり心が納得すると
あがるんだけど
納得しないと
むずかしいのよ

この死が
生の間は
客観にしか視られず
所以に不安定であることを
見事に表していて
また伝えきっていて
すごい小説だった

……

京極堂の亭主
中禅寺は
ツキモノオトシをするもので
これは私には「妄執」の
糸を切りといて
「現実」にもどす様に見える

そうしてそれは
まんま、妖怪や悪霊としたものを
落とすことになる

本の中に
悪霊や妖怪は
でてこない
でてこないが、息づいている
それは影響となり
なかの人物たちへの妄執の土台となり
また現実解離への誘いとなる

しかし
中禅寺は
ツキモノオトシなのに
探偵のようにみえる

一方、榎木津といわれる
探偵役は、
才能も、こうどうも
ツキモノオトシの仕者だ

でも様がそう言う風に見えるだけで
中禅寺はきちんとツキモノオトシをし
榎木津はきちんと探偵(解決への案内)を
しているのだから
まぁ、へんな小説だ

主役であり猿回しのような
戸惑い役である関宮は
その実態が、事件に対し
最も距離があり、客観的だ
様は主役で巻き込まれなのに
客役をしている

紹介と実態がくいちがっているようで
その実、「そう見える」だけで
紹介は実態をとらえている

……

本文に嘘のない
嘘がないのに
そうは見えない
小説たる小説だなぁと思う

……

面白かったんだが
読み終わってしばらく泣いてしまった
ネタバレになるから
あんまり言わんが


……

中禅寺は
ツキモノオトシの
天才なんだろうなぁと
思う

この小説に出てくる
ツキモノは
いつも、
現実解離した妄執であり
おもいこみである

人間誰しも持つのかもしれないが

悪霊より
じつは
そのほうが
ツキモノなんだよなぁ……

しかし、まぁ
現実にいたら
ツキモノオトシを
頼みたくなる実力者だなぁと
読んでて思う

彼は徹底的に現実者だが
(この世に不思議はない!)





---


Twitter糸井さんより以下引用▼
参考にする意見としては、「よりスキャンダラスでないほう」を選びます。「より脅かしてないほう」を選びます。「より正義を語らないほう」を選びます。「より失礼でないほう」を選びます。そして「よりユーモアのあるほう」を選びます。(by糸井重里さん)


すごイイなぁと思うのでいつまでも記憶してある

これはどこのなんであっても
通じるものではないかと思う

私の選び方、は、
ほぼ「いい感じがする」かどうかだが(あかん……)
「おまえを救ってくれる
王子様なんかいるもんか」
魔女は言いました

「いいえ、かならずいるわ
スピリチュアルを
現実にいかしていて
わたしが現実でうまくいってない理由を
やさしくきびしく
でも私が凹まないように指摘してくれて
上手にやりくりできるようにしてくれて
嫌なまわりのひとたちを
きもちよく片付けてくれて
性格を可愛くしてくれて
見た目を美人にしてくれて
お金のもうけかたを教えてくれて
運をよくしてくれて
天使とはなせて
神様とはなさて
わたしのためを思ってくれている
ガイドたちのことばを
私に伝えてくれるかたが」

「……んなん、イルクァー」
魔女はさけびました
(モギハ作・小話)


しかし

見えると、見失うんでしょうか
わかると、わかった気になって
見失うんでしょうか

見えない命になら
なにをしたって
なにをいったって
いいんでしょうか

……

「いいひと」って
どんなひとだとおもいますか?
思い付くかぎり
列挙してみてください

「そんな人、いるとおもいますか?」

恋の相手に
理想高いとかは
わりともう
しゅうちされているゆがみですね
けれど

スピリチュアルとか
見えないこととか
見えない命とか
能力とかになると
なんで見失うんでしょうか

「そんな人、いませんよ……」

……

「あなたのために
生きていてほしいんですか?」

……

見えないことも
見えない命も
誰かのためには
生きていません

「ひとに、慈悲がある」でも
「ひとのための命」には
なりません

……

「あなたのために生きて
あなたのために
しらべて
あなたのために
ちからをつかいます」

そんなことを
する存在を
なんで求めているんですか

……







スピリチュアルにめざめたり
スピリチュアルな能力?が
なんか出てきちゃったり
したかたに
とてもオススメです

……
以下、うろおぼえの引用です(※正確ではありません)▼

「わたしはリトルウィッチじゃないわ」

「あんたの御大層な本には
この世のすべてが
かいてあるんだろうさ
あんたは外にすべてがあることに気がつかず
本のなかにしがみついてる」

「あんたはビックウィッチじゃない」

……

「ほしいものは
みつかったのか
リトルウィッチ」

……

「そうさ、あたしはここで
しぬんだ
余計なことを口にした罪でね」

……

なにより参考になる良書ですよん
「さあヨカナーン

これでとうとう

あなたは私のもの

私はお前に口づけをするわ」(サメロ)



サメロの物語をみるたびに

悲しさを覚え

胸苦しくなります

サメロがほっし

首をとられたヨカナーンは

聖者でした

聖者は性業というものがなくなり

俗な恋というものを

身にできなくなるそうです

そこにやどるのは

ただひたすらな全てを愛する

無償の愛、慈しみであると

いわれます

全愛は個人の恋には

こたえてはくれません

全愛はすべての生命への愛であり

すべてをいつくしんでいらっしゃる

そのため

個人の恋には、こたえられない

……

聖者への恋で有名なのは

日本では「きよひめ伝説」もあります

こちらも僧侶への恋から

執着へかわり、うらみへかわり

蛇になって巻き付いて

最後は死に向かいます

……

サメロは無自覚なふうあいでしたが

ヨカナーンへの恋慕が

その胸には

たしかに

やどっていたのかもしれません

一説には

イエスキリスト様を裏切ったユダもまた

イエス様への思慕をかかえていたといわれます

……

圧倒的な全てへの

無償の愛にたいする失恋

愛をゆたかに持ち

おしげもなく、人たち、いのちに、与える人に

むけられた

その人を

個人のものにしたがる恋情

けっして、恋は、かえってこない

たしかに俗から生まれた恋かもしれませんが

そこにはなにか

決して報われない絶望のような

物悲しいものが見て取れるのです



★物語へのリンク

サロメ (戯曲) - Wikipedia

安珍・清姫伝説 - Wikipedia

太宰治 駈込み訴え








鬼の絵


絵、描くのたのしくてさー
なんかもう、うれしいんだよ!
筆もつと!


……


ここ最近「帝都物語」を
とことん読んでいる
面白いんだけど
血なまぐさい!! 喧嘩っぱやいん!
でも、かなり、面白いん!


どことなく、「ディアブロ3」という
プレイステーションゲームを思い出した……
雰囲気が……
ディアブロやりたくなっちゃったよ


陰陽師どうしの
見えない力を駆使した戦いとか
祟り神とか出て来て
そういったこと、たしかに
ありそーでなさそーで


敵の方が
なんかみょーに人間臭く
(悪人というより
こわれた人間臭い)


しかし私は
たたかいより、ラブロマンスの方が好きだ!
なんかしんないけど
ラブロマンスのあたりが
やたら血なまぐさい!!


狂気と血なまぐささ!
もっとラブラブしないかなぁ(無理か)


こんなに長い本とは思わなくって
驚いた
読み進めています
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