絶望だと、私が知っている

あなたが生きて、あなたが生まれ

そこで呼吸し、思っていることこそ

絶望なのだと



ふざけるなと、私は知っている

絶望しているのは　お前だ

人を許せないのは　お前だ

人になれないのは　お前だ



世界が絶望しているわけじゃない

世界が絶望なのではない


お前が絶望なんだ




私は私を理解できない人を呪う

その呪いに、自ら縛られる



世界が絶望なのではない

私の呪いが、絶望です





人であれ

あなた方へ

怨みと　憎しみの　私は糞の海に居ます

私は蛆です



あなた方へ

憎悪と　怒りで　私はこの糞を食らいます

身悶えしながら　糞を食らいます



ここは　蛆の底

ここは　糞の果て


あなたへの　怨みと　怨みと　怨みと　呪いで

私は　糞から　逃げ出せない

蠅にもなれない　蛆になる

蠅にもなれない　蛆になる




怨んでます　この怨みが　そのまま私の糞になる

それを喰らい　あまりの痛みに　火に焼かれ

蛆のまま　死ぬのでしょうか




血濡れの涙が　見えずとも

あなたの笑みが　見えずとも


己の呪いを

やがて　必ず　解いてみせる





あなたの顔を　思うたび

怨みと言う　糞を喰らう

雑音でしかない　人生ね

雑音しか　喋っていないものね


適当に　あわせて

適当に　流して

適当に　生きていれば


何とかなってきたものね



あなたの　ノイズが　きれいに拭えたら

そこになにが残るの




骨も　肉も　きっと

見つからない　ノイズ

人が信じられなくなったら

人の数を　数えればいい

そうだ　この世界に

何億の　人が居るだろう

絶望したら

地球が生きた　秒の数を　数えればいい

そうだ　その中で

あなたが　生きた　時は　どれほど



ただ　ひとりの

ただ　すこしの

ただ　ちいさな



出会ってきた　全てで

全てを終わらせ　泣くつもりか




そうだ　この世界は

何億の人が居て　何億の　時間がある




望む限り　希望の　終わりは訪れない


進む先は　あなたが全て

あなたはずっと　幸せには　なれないのです

あなたはずっと　求めてしまうから

寂しさを　感じてしまうから

孤独だから

幸せになど　一生涯　なれないのでしょう


でも　あなた　聞こえるなら

聞いてほしい



幸せになれない人が

人を　幸せにすること　できるはずだ



幸せになれなくても

幸せは　持てるはずだ



あなたは孤独を知っているのです

あなたは最初から寂しいから

幸せには　なれないけど

泣くほど　悲しいけれど



あなたの傍に　いるひとを

微笑ませて　ともに　歩んで　この世界で

あなたが　幸福を


贈ることが　

そこに　在る　あなたに　できるんです

人は生まれたときからもう　号泣するから

きっと　怒りと　悲しみは

ずっと必要なんだと思う


でも神様

私はできれば　笑って暮らしたかった

できれば　強い憎しみなど　感じたくなかった



それが必要だったといわれても

納得できない




進むのに　必要だったと言われても

拒絶したかった




神様　いずれ出会った時

あなたに聞きたいことがある

世界にかかわっていないと　怖くなる

テレビも　ネットも　雑誌も

世界にかかわっていないと　不意に　闇が訪れる

異常という　闇がくる

ひとりという　闇がくる



仮面を被り　心を隠し　溶け込まないと　怖くなる





本音を隠したまま　仮面の笑いを浮かべよう

閉ざしたままで　うわべの言葉を浮かべよう

ずっと　思っている



ひとりは怖いと　知っている


恐る恐る　同じ言葉と同じ仮面で

群れになる



群れていないと　闇がくる

群れていないと　聞こえてくるから


人が好きなのは　人のふりした　お前にすぎない


お前ごとき　どこにも居ない



今　お前と同じ人が

今　お前のことを

お前と　同じ音色で　

蔑み　笑う




楽しいと　嘘を言うぐらいなら

この闇を　聞いてくれ

人の傷も　人の痛みも

なぜあなたは　解ると言い出すの


人の痛みも　人の悲しみも

お前のものではないのに




なぜあなたは　見えないだけで

軽いものだと　決め付けるの

ないものだと　わかったように　叫ぶの





人を批判するほど　偉いなら

なぜ　痛みすら　


解っていると　言い出すの。





あなたは　なにが　解っているの。

教えられるものならば　言葉を教えてください


あなたが言った　その嘘は


自分のためですか

私のためですか



あなたが　そう言った　その言葉は



相手を犠牲にしても　いいと

納得するための


言葉じゃないんですか。





傷つけても　にげても

仕方ないんだ　仕方なかったんだ

　これでいいんだ　と

自分に言い聞かせた　あざむき




聞いてくれるなら　教えてくれるなら


偉さでも　強さでもなく


芯の言葉を　言ってください。

一生　成長することなんか　ないよね

にげてばかり　居たものね

見ないようにすることだけが　上手くなったね




成長を　やめた瞬間　老いが始まるなら

今の　あなたも　これからの　あなたも

老年ね　死ぬばかりね




一生　成長なんか　しないでいいよね

楽に生きれるものね






骨が肉が増す度に　音を立て　痛みが走った

成長が渇望なら　幸せなど訪れない

もっと上にと　求めて

それでも血が　流れるが



生きる死体となるよりは　ましなはずだ

だから叫んでくれ





お前が　いままでやってきたように

人を傷つけ　自分を守り

過剰な愛に徹しても

生きる価値など　最初からない

変わらない





お前が　いままでも　これからも　そうするように

人を妬むあまり　心無い言葉で

引きずり込み　満足しても

生きる価値など　最初からない

変わらない





お前が何べん　とびはね

おまえが　なんべん　号泣して

なんどなんど　言葉にしても

叫んでも


世界も　お前も　変わらない

生きる価値など　最初からない




だから叫んでくれ

だから叫んでくれ　叫び続けてくれ





そのナイフは　自分のためか　相手のためか

血を流しても　涙流しても

人を傷つけても　人を貶めても


生きる意味など　最初からない


死んだってない

生きたってない


作り上げても　産んでも　愛されてもない







叫んでくれ

あんた　それでも　生きたいから



生きて

産まれたときの　あの声で


叫んでくれ

もう誰も　何も要らない

今　手に入るなら
力をください

今このときに
好きなものと
好きなひとを
守れる　力をください


もう、誰の支えも　誰の祈りも　必要ない


今　この手に持てるなら
信じ続ける　力をください



大声であなたを信じていると

叫べる　力をください




人を信じていると

胸をはれる　自分を

ここに　今ここに


下さい。



イド。

最初に　号泣することを覚えて

次に　笑うことを覚えて

最後に　怒ることを　覚えた



言葉に　使われるのじゃなく

言葉を　使う人で　いたい



誰もお前に　指図などしない

誰もお前の　人生など　知らない

誰も　どうしていいかなんて　わからないんだ



孤独が楽しいなら　こんな世界に　人は居ない




生まれたときに　傷つくことを覚え

泣くことを覚えた

言葉は　私たちの　糸

ねぇ　きみ

しあわせになりたいと　嘆くなら

すべてを　受け入れてくれないか

ねぇ　きみ

すべて　怒りに変えるぐらいなら


好きだと　言ってくれないか

ねぇ　きみ


辛いことばかりだと　泣くなら

かがみの　きみに

好きだと言ってくれないか



ねぇ　きみ

いとしさと　かなしさが

きみのほんとに　そばにあるんだ


ねぇ　きみ

不幸だと　不幸を追うぐらいなら

うれしいことを　教えてくれないか

ほほえんだことを　教えてくれないか

寂しかったことを　教えてくれないか


ねぇ　怒りに忘れるぐらいなら

ねぇ　悲しみに溺れるぐらいなら

今　そばにいる人に　好きだといってくれないか

今　そばにいる君に　好きだと思ってくれないか



ねぇ　好きなものと　うれしいことを

もっと　教えてくれ


君は　そのために　生まれてきたんだ

何も恥じることはない

背を伸ばし　向かえばいい



おびえることを　しちゃいけない

足を進めるしかない

誰にも未来は　見えないから


傷つくことを　恐れちゃいけない



恥をかくこと　笑われること　泣かれること

恐れちゃいけない



先へ行くしかない

たとえ　その先が　霧に包まれても

たとえ　その先が　茨に閉ざされても


歩みをやめちゃいけない



生きるのを　やめちゃいけない

人が生きてきたのは　すべての日々が　あったから

人が老いて　死んで　はぐくみ　産んできたから



人がここまできたのは　時とともに　歩み歩み

笑って　泣いて　叫んで　怒って　やめなかったから


見なければ　触らなければ　かかわらなければ

楽だった


人が　生まれてこれたのは


時とともに　人が居たから


時が　この傍に　あったから





進めと　すべてが　叫んでる

7つの頃

苦痛の中で　目を瞑っていれば

消えてくれると　歯を食いしばり

信じてた



17の頃

時は待っても　来てくれないと

自分　みずから

走り出した



27の頃

今　苦痛すら　作れる

この手で

幸せを　作ろうとして

作れるようにと

願い始めた

この先に　何があっても

何を感じても

この血潮が

傍に居てくれる


過去に流し、流れてきたから
支えに　なるだろう

泣くことは　きっと　ずっとやまない

笑うことは　きっと　ずっとやまない

つらいことは　きっと　ずっと　終わらない



安堵は　きっと　訪れない


それでも
世界のすべてが
奪うためのものではなく
与えるためにあるのだと

教えてくれたから



生きることは　ずっと　ずっと　終わらない

求めたものが　なくても

終えない

気づいたら　この血にからんで　腐臭があった

この血がそのまま　腐っているなら

生きることは

辛いことは

生きている限り　消えないのでしょう




答えろよ


人を笑い、貶め、己ばかりを慢心する

お前は　人か。



答えろよ。

舌を出すから　出されていると思い込む

信じないから　信じられない

求めないから　孤独になった



傷つかないように　生きてきたね




あんた、死ぬとき

あんた、終わるとき

最後に　代償　払うとき


笑いますか



泣きますか





叫びますか





業があるから　罰せられると　思い込む

孤独だと　言う人は

望んで孤独になったのです



むなしいと　言う人は

望んで　むなしくなったのです



けっして　言わないでください

けっして　叫ばないでください


お前のために　お前のせいで　おまえのおかげで

そう、言わないでくれ


あなたのために　あなたのせいで　

　あなたのせいで

そう、隠さないでくれ




あなたの手のひら　あなただけのもの

あなたの体　あなたひとつ

捨てて来たのも　拾ってきたのも

あなたひとり

あなたしか　ないじゃないか



叫ばないでくれ

言わないでくれ



泣くぐらいなら


取り戻してくれ

悔いるぐらいなら

叫んで走り　取り戻してくれ



お前の人生

お前で決めろ


おまえの人生

おまえしかない





友へ

今もっている

大事なものが　ひとつもない

全て、あなたなど　いない

友へ







死んで　骨も残らない


手に何も残らない　友へ



誰にも濁らない、自分ができるまで

叫ぶぐらいなら


その体で　生きてください

さりとて　先に

光があるのか

闇があるのか

わかりっこないのに


さりとて　未来に

絶望なのか

希望なのか

わかりっこないのに



なんで僕らは　足を止めない

なんで僕らは　信じつづける




この先は　きっと　暗く

この先は　きっと　つらく

泣くだろう

達することができるかも



なにひとつしらない




なんで　君は　足を止めない




そうだ　あなたの　叫びの中に

あなたの　おびえの中に

ただひとすじ　望みがあるから


歩いて　歩いて　歩いているから

血みどろの手と血みどろの足で

それでも　

もがく姿が

歩く姿が　望みだった





行こう


例え　泣いても　たとえ　つらく暗く悲しくても

転んでも　また　浴びようと

そこには笑みがあり　そこには　人がいる


いつだって　居たじゃないか



行こう




歩みをやめない　君が


求めていた　場所だった

思い上がるな、糞ども。

なんの力が

なんの祈りが

なんの光が　貴様にある

思い上がるな、糞ども。

作れるものなど

やれることなど

決まっているくせに　もがくか　蛆虫。


思い上がるな　糞ども

貴様の下に　人は居ない

下ばかり探し　ひきずるな

よく見ろ　それは　お前の目



思い上がるな　蛆虫

思い上がるな　蛆虫


人を捨てては　人にはなれない



思い上がるな、蛆虫


誰も　お前と同等など居ない

誰も　お前の下等など居ない


自分を引きずるな　糞虫

自惚れを自尊と　見間違い

におう糞に　しがみつくな


力をこめた　その手を放し

先へ行け

認めろ

先へ行け




お前の姿を　目に映せ



醜さのまま　胸を張って

光が見える　先へ行け


しがみついた　死体をはなせ


それに　その場に　救いは　ないから。

人のために　生きたとき

人は死ぬ



人を忘れて　生きたとき

人は死ぬ

走り出す前に　ひとつだけ聞いてほしい

もし私が間違いだしたら

殴ってでも　止めてほしい



走り出す前に　ひとつだけ願いたい

私は　あなたに何も望んでいない

だから　何も恐れないで



傷つけることも　止めることも

あるいは　止めないことも　笑うことも

怒ることも　泣くことも


全てまとめて　あなたがいい




だから　走り出す前に　ひとつだけ

完全無欠は望んでない　さわりがいいのも望んでない


あなたが違うと思ったら

あなたがつらいと思ったら

ひっつかんで　とめてくれ
ひっつかんで　叫んでとめて


できるなら、私を好きでも　あなたを持って。




私はあなたの　　なにもかもを　　望んでる。





話そうか。

己の醜さや
己の愚かしさ
己の傲慢や
己の自尊と

恥ずかしさを

認めることができたなら

わたしはすこし、踏み出せる

誤っていると解りながら

泣くことになると解りながら

そこに向かうしかない

それしかできない

私は馬鹿です。

いつか　お前に見せたい

この世のものではないほど　いろんなものを見せたい

いつか　お前に見せたい

たどり着けない　すざまじい色を

鳴らすことができない　すざまじい声を

見ることができない



いつか　お前に見せたい

いつか　お前に見せたい



言葉にできない　頂の上で

いつか　お前に　見せてやりたい




この世界の　何もかも　魅せれるものなら

人生は　自分が

命を懸けて　歩みたいほど

自分のものでありますか



悲鳴のように　生きてください

いつか必ず、死ぬ日が来るから


悲鳴のままに　生きてください

死ぬ日はずっと　先でいいから

きっと最後に、来てくれるから






悲鳴のままに　生きて見せて

もがく姿を　そのまま　生きろ