貴方の夢を知っていた

夢は夢だと知っていた

現に見る　叶わない　辛い　夢を見た


貴方の心を知っていた

心は心だと分かっていた

隠しても　忘れても　亡くしても

心は　消えないと

知っていた


行きなさい。

涙がやみません

どこにいけば

降る雨が　とまりますか


痛みが降り注ぎます

どこにけば

苦しみが　消え去りますか


あなたをにくんでる


どこにいけば

この感情を　愛することが


できますか

あなたをずたずたに痛めつけたい
あなたに愛されたい

これは同じ意味なんだよ。


あなたに深く傷つけられた
あなたを愛してる

これも、同じ意味なんだよ

あなたが


生きているのは



自分の為で


人のためで


誰かの所為でも

自分の所為でもなく



辛さも

悲しさも


その場も


乗り越える為に


ただ


きたんだよ

もしも私のことが　とても好きで

私の言葉を　聞いてくれるなら

ひとつ　約束して


お願いだから

私に惑わないで

お願いだから

私の言葉を　鵜呑みにしないで



もしも私が　貴方を好きで

あなたを　束縛したくても

どうぞ

その手を噛み千切って

逃げて


どうぞ

私を

振り払って　逃げて





お願いだから

私に惑わないで

お願いだから

人に惑わないで


貴方の道を


貴方の人生を



歩んで



歩んで。

食いしばりすぎた歯は

ぼろぼろになって崩れた

誰も理解してくれないと

嘆きながら生きた

それでも人が好きだった

それでも人に　愛されたかった

夢を見て　とても　きらきらして
瞳を潤ませて　未来を語る

自分だけは特別に　成れるという傲慢
自分だけは特別に　祝福されるという傲慢

その未来が敗れた時
暗澹たる思いを抱え
目の光も途絶え、
絶望を知るのでしょう


その時どんな力で
あなたが　這い上がるのか

楽しみに　している

あなたは誰になりたい

有名な「誰かに」

人気な「誰かに」

好かれる「誰かに」


あなたは何になりたい

有名な「あれに」

人気な「あれに」

好かれる「あれに」


私は人になりたい

がんばって　結果が出ないことなんて

ざらだよ


何を　落ち込んでいるの



がんばって　尽くして　涙して

それでも　伝わらないことなんて

毎日のようだよ



なんで　落ち込んでいるの

何度裏切られてきたの

何度泣いてきたの

何度怨んできたの

何度、悲しいと思ったの



何度でも　この先

絶望に染まる　その視線

何度だって　この先

痛みに染まる　その体


それでも　それでも

昔より、立ち直る速さ

少しぐらいは

強くなっているでしょう

ヒトが信じられなくて

信じられなくて

信じられなくて

自分が　信じられなかった


ヒトを馬鹿にして

馬鹿にして

馬鹿にして

自分すら　大事に出来なかった


ごきげんよう

こんにちは

もうそろそろ

許してあげませんか

私あなたの奴隷じゃないのよ

知ってた

知らなかったでしょう


私あなたの傀儡じゃないの

知ってた

知らなかったでしょう



あなた私をずっと

知らなかったでしょう

人の世は　そんなに苦しいことでもないよ

そんなに楽しいことでもないよ

あなたの生き方　それ次第

あなたの見方　それ次第



人の世は　あなたが思うほど

絶望でも　希望でもない


あなたが　願うほど

悲しくも　嬉しくもない


許してあげて


手を放し

自分をもう少し　自由にすればいい

自由に歩けばいい

あなたを越えられない

そして私は涙する

あなたを愛せない

あなたを許せない

あなたを認められない

私は私を愛せない

私は私を許せない

私を　認められない


あなたを越えられない

そして私は泣き始める

あなたも私のように

泣くことが　あったんだろうか

私はどこへも行けないのかもしれない

この場所で朽ち果てるのかもしれない

私はどこへも辿り着けないのかもしれない

私はこの場所で、ただ朽ち果てるだけなのかもしれない



それでも、残るだろう

それでも、瞬間まで延ばした幹は

瞬間まで延ばした枝は


私がどこかへ行きたかったことを

伝えてくれるだろう

誰かの救いに

なろうとしなくていい

誰かのために

生きようとしなくていい


たとえ奴隷だと

たとえなぐさみだと

たとえ虫の価値もないと

言われても


あなたのために

生きていい

この世に安らぎなどない

生きることが地獄のみちで

それ以外に　苦痛はない






それでも

あなたにあえてよかった

失うことが怖いから

好きにならないで欲しかった

なくすことが怖いから

手に入れたくなどなかった

幻滅することが恐ろしく

現実になんか　なってほしくなかった


それでもあなたにあいたかった


それでもあなたと

歩みたかった


それでも　あなたに

笑って欲しかった


幸せになりたかった

泣きたくなどなかった

このままでよかった


弱いままでは居られない


寂しさもあるけれど

独りで居るよりは　ましだろう


心をありがとう

感情をありがとう


幸せを　ありがとう

世界はすべてが無常だけど

そんなに　気に病むことでもない


世界はすべてが小さくて

すべて小さな砂粒で

吹けば飛ぶような　人生ですが

そんなに　悲しむこともない


世界はすべて

私の知らないところで

凪にも　嵐にも　なるけれど

そんなに　悲しいことじゃない



世界はすべて

どうしようもできない

大きな流れで出来ているけれど



私は王様じゃないけれど

あなたは王子様じゃないけれど

誰の支配も受けられないけれど

誰の理想も築けないけれど

そんなに悲しいことじゃない



孤独だけど

独りだけど

寂しいけど

悲しいけど


どうぞ　私と


ワルツを。

いいよ　怖がらなくていいよ

人は傷つくのも　悲しむのも　痛むのも

当たり前のことだから

当たり前にあって　当たり前に辛いから

いいよ　怖がらなくていいよ

もし　君が泣くのなら

傍にいて　私も泣こう

もし　君が笑うのなら

傍にいて　私も笑おう

一緒に行こう

いいよ　怖がらなくていいよ

誰かといることが　辛いのは　当たり前のことだから

怖がらなくていいよ

悲しがらなくていいよ

傷つけあっても

憎みあっても

傍にいよう

愛されたいと　願い続ける　ただの子供

まだ　あなたは

自分を哀れみつづける

愛されないと　悲しがる　ただの子供

まだ　あなたは


あなたを悲しみ続ける





立ち上がって

そんなに　弱いままでいないで

愛されなくてもいいと

立ち上がって



空をみて　足を進めて

支えがなくても　立てると

そう　叫んで



あなたは

あなたのために


生きると

叫んで

貴方に理解されることも

貴方に愛されることも

もう　あきらめたよ


貴方への期待を

すべて　捨てたよ


貴方に　理解されることも

貴方に　愛されることも

もう　やめたよ



貴方への　情を

すべて　捨てたよ。

歩まない人は

歩めないという


歩まないことを

誰かの、　何かの所為にする

どうぞ私を怨みなさい

どうぞ私を憎みなさい

それで貴方が楽になるなら

どうぞ私を怨みなさい





自分の心にうなされながら

未来永劫、苦しみなさい

ほめられて育ちたいって　どの口が言えるの。

生ぬるい水に浸っているほど

馬鹿じゃない。

どれ程の罵倒も　どれ程の嘲笑も

すべて飲み込んで見せるから

あなたはそこで　笑っていればいい


私には罵倒を　あなたには賞賛を

うわべの賞賛で喜べるほど

生ぬるい水に浸っていられるほど

馬鹿じゃない。


私に怒りを　あなたに幸せを

どれ程　業が深いか

いつか　貴方に、貴方に


見せたい

あるいて

できるかぎり

あるいて

できるなら

あるいて


そこから

あなたが

あるいて


そこから

あなたを

歩かせて


あるいて

できるなら

あるいて

できるなら

あるいて


逃げても　戦っても　いいよ

構わないよ

あるいて

できるなら

あるいて

私の真剣さに対して　あなたは嘲りを返す

私の真摯に対して　あなたは罵倒を返す


もう慣れてしまったようで

まだ　慣れていない


私に　涙に　あなたは

嘲りを返す

誰に対しての　期待を捨て

誰に対しての　不安を捨て

すべての感情を　捨て去ってきた

私はこれでよかったのかと

たまに思うのです



人は傷つけると　怖がっていた日々に

まだ、似ているような気がします


貴方に対しての　期待も　不安も　持っておりません

そうしないと

やっていけなかった

痛みに

絶え得る　心も　体も　持ち合わせてなかった




ただ　貴方に　人に　人として

人と　人として

向き合いたいのです


未だ

どうすればいいのか

わかりません

なにもかもお前が正しいんだろう

なにもかもお前が絶対なんだろう

お前の言うとおり　誰も彼も　間違っていて

お前の言うとおり　誰も彼も　お前を信じれば

間違いがなくて　幸福で　満ち足りると

そう思っているんだろう


孤独の王様


その傲慢さに　貴方は気づかない。

もしも貴方が　闇に迷い　その道　惑うなら

光灯すため　この身を燃やそう

歩き出す為の　糧となろう

助けることなど　出来ない

貴方以外　貴方の救いに　なれない

それでも傍に居るよ

かならず傍に居るよ

貴方の傍に居るよ