何故あなたは　人を踏み台にするのだろう

努力をいとい、無駄だと嘆く

何故あなたは　賞賛を浴びたいのだろう

力を信じて、登りつめることなく

何故あなたは　人を妬むのだろう

自分を信じて、頼ることもせず

何故あなたは
　

そんなに　そんなに

辛いところに　逃げ込むんだろう

私の寂しさを　あなたは知らない

あなたの寂しさを　私は知れない

私はあなたを　知らないけれど

あなたを大事で　想っているのは

かわりない

かわりないよ

怒りを誰かの所為にしている　君よ

矛先を誰かの所為にしている　君よ

君が抱えているほんとの心は

君を何処までも　呪い続けるだろう

君が君　愛せないこと　誰かのせいだと

思い込んでいる君よ

君が君　認められないのは

誰の所為でもない　君だからで

君が　断ち切らなきゃ　ここで　断ち切らなきゃ

のろいはずっと　続くんだよ

もしも私が我を失い　呪詛と怨念に満ちて

人の不幸を祝うようになったら

どうぞ　叩いてでも

その場で叫んで、そこから出して。


もしも私が　我を失い　呪い続けるとしたら

私以外　いないのです

呪っている人は　私以外　いないのです

あなたは　私を怨まないと　気がすまない

あなたは　私が傷つかないと　気がすまない

あなたは　私をおとしめないと　笑えない

あなたは　私が痛まないと　微笑めない

あなたは


私を怨んでいないと

自我が保てない

胸音の　尽きることなく

ただ一重に　走りぬきたい

誰かの音じゃなく

誰かの声じゃなく

ただ一重に　自分の声に　重なりたい

あいしてほしかったんじゃない

生きていいって　おしえてほしかった


あいしてほしかったんじゃない

これでいいって　いってほしかった


甘やかすことが　欲しかったんじゃない

ただ　一緒に

生きて欲しかった

みとめてしまえば　楽なのに

自分が　泣いてること

みとめられれば　楽なのに


怨んで

怒って

怒鳴って

そうじゃなくて

泣いてるだけだ

人の幸福を妬み

人の不幸を祈り

人の痛みを嘲笑う

いまだ　あなたが

そんな　あなたが

自分だけは　幸福になれると。


人を嫌い

人を怨み

人を妬み続けた

あなたが

あなただけは

幸福になれると。




自分だけ　祈り願う　姿が

浅ましくて　悲しい。

傷つけるために　振るっていた手を

今　許すために　にぎりしめよう


痛めつけるために　振るっていた斧を

今　癒すために　おろそう



人を　癒すということは

自分を　癒すということで

自己愛も　欺瞞も　偽善も　関係なく

ただ



傷つけることで　許されたかった　私を

今　ここに　おろそう

勝たなくていいんだよ

誰に対しても　なんに対しても
優秀だとか、劣っているとか　自分で計って

勝たなきゃ気がすまなかった

負けた時はないって
ずっと勝ちつづけてるって
自分で自分を
だまし続けた

勝たなくていいんだよ
他人になんか
勝ってなんになるの

どうしてそんなに　おごっているの

どうしてそんなに　辛いのか
分かりもせずに
むやみに、人　傷つけて
勝ったつもりになって
どうするの



あなたしかいないでしょう

戦いなんか　あなたの心にしかない
荒んだ気持ちは　あなたが持ってる

刃を向けるべきは

あなたじゃないか　そこにいる
あなたじゃないか

同じことを繰り返して

何度も繰り返して

痛みをしって

泣いてきた


僕らとても　愚かだから

それでもまた

同じことを　繰り返すだろう


希望が消えない

痛んで　泣いて

　苦しんで

人への想い　希望が消えない


僕らとても　愚かだから

それでも　生きてしまう

それでも　許してしまう

それでも　人と　歩みたい


僕らとても　愚かだから

それでも　人と　歩みたい

あたしと　あなたは

涙の量が違うから


あたしと　あなたは

ひとつも相容れないけれど


あたしのこと　ひとつもわかんなくても

あなたのこと　ひとつもわかんなくても


あなたを認めてあげる

私を認めてください


私と　あなたは

生きてた　量が　違うから

明日は何かをしよう

今日もうまくいかなかった
明日もうまくいかないだろう

けれど　明日も何かをしよう

きっとうまくいかない

きっと失敗する

それでも

明日も　また　何かをしよう

怨み怨んでいた人が

死ねば楽になれるんだろうか

世界を　怨み続けて

死にたいのは　自分以外　いないじゃないか

殺したいのは　自分じゃないか


そこから出なきゃ

オリから出なきゃ

苦しいまま　きっと動けない

どこに逃げても

同じことが　待っているよ

あなたが　変わらないから

世界が　変わらない

平穏でも

静寂でも　なく

ただ

しんどいよね


あなたが　他人を

つくっているんだよ

私が敵意に満ちた時

世界は敵意にあふれ

傷つけるものだらけだった



怨むことを　やめた時

自由を知った



私が辛さに満ちた時

世界は悲しさであふれ

どうしようもない　絶望の色に

思えた

人をのろっている間

確かに

私は不幸だった


不幸なことに

人をのろっていた


のろうことで頭がいっぱいで

のろうことにすべてがあった




他人のために　すべてがあって


他人のために　生きていた


それは確かに

不幸だった

忘れてください

檻になるぐらいなら

忘れてください

縄になるぐらいなら


忘れてください、

痛みになるぐらいなら




忘れてください


求め　動けないなら

越えてください

忘れてください

檻になるぐらいなら

忘れてください

縄になるぐらいなら


忘れてください、

縛り付けるぐらいなら




忘れてください


求めるぐらいなら

感情なんて切り捨てられない

あなたに対して　裏切りでも　救いでもない

悲しさが在る

ひとの心ではなく

あなたの心に　おびえて欲しい


ひとの心ではなく

あなたの殺意に　苦しんで欲しい


ひとの辛さではなく

あなたの業を　知って欲しい

創りたいって、何。


えらくなる為に、創ってんの。
ほめられるために、創ってんの。
たたえられて持ち上げられておごりほこるために、創ってんの。


えらいって何。
えらいって、誰かが思ってるだけじゃないの。

あんた、どこがえらいの


創りたいって何。

情動衝動衝撃　そうじゃないの。


なんで創ってるの。

人が、自分より　幸福であることが

許せない

人が、自分より　幸せになることに

怯えてる




あなたは誰より　不幸なんだろ

生きたいなんてね

ただの決意だよ


ながされた　こころでも

うまれてきた　よろこびでも

恨みでも無くてね


ただの決意だよ




もぎとられ　千切れそうな　痛みにね

耐えようと決めた


ただの　誓いだよ

噛み締めた　口の中　ちぎれた痛みに

先を誓った

握り締めた　こぶしの中　つめの痛みに

この闇の先を　誓った

たとえ　足が折れ、這うしかなくても

たとえ　手が崩れ、啼くしかなくても

遠くに　遠くに　届くように

届くように

届くように

吼えつづけよう


私は生きると

私は生きると

私は生きると



迷いながら　戸惑いながら　不安に落ちながら

それでも

この闇の先を誓った


闇が、晴れても

　晴れなくても



この手が　きえても　

足を　なくしても


たとえ　痛みに　嘆き苦しんでも。

どれ程の絶望があっても

どれ程の暗闇があっても

君がそれを乗り越えることを　信じてる


どれ程の痛みが在っても

どれ程の悲しみが在っても

君がそこから歩き出さんことを　願ってる


狂っても

壊れても

ぼくら生きることしか出来ない


どれ程の　痛みに　のたうちまわっても

その痛み　のりこえ

また　つよくなることを

心から信じてる

好かれたいとも

嫌われたいとも

思っていないから


好きにすればいい。






君をどうこうしようなんて

一切思ってない

自由を背負える　背中があるなら

好きにすればいい


君の眼前に　私がいなくても

私がいても




どちらでも

かまわない




私の眼前に　君がいないのと

同じことだ

君を　殺せる　唯一の方法が

忘却だった

かけらも残さず

わたしのなかから　消すことだった

名前も、　姿も、　声も

すべて　消し去りたかった




思い出したよ

痛みを　悲しさを　呪いを

ありがとう


二度と忘れない

あなたを　殺す　方法は

乗り越えること　なんだろう

どれ程の　思い上がりで

私の中で　君が特別だのと

思い込んでいるの



君が去ったら

君が嫌ったら

君が泣いたら


私は崩れ落ちるんだろうか



エゴの塊で　思い上がるような君に

強い願いは　もってない。